こうして、俺たちに対する『裏切り』を お涙頂戴の純愛映画のように、勝手に幕をひいたこいつらに、 残された俺の、そしてこの、青ざめて震えた まだ年若いかみさんの屈辱がわかるか。 俺たちは、生きていかなければならないんだ。 体も、心も、命までも互いに与え合い享受しあった目の前で腐るこいつらを、 元妻、元夫として、 一生、戸籍にも記憶にも留めながら・・・