餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜





―ミヤside―


『・・・んっ・・・・・・』


私は重たい瞼を開けた


目の前には白い天井が広がっている・・・


・・・・・・ここ・・・何処・・・?


体を動かそうにも、体がダルくて起き上がれない


私・・・どうしちゃったの・・・?





『・・・っミヤ!?』





そう言って私を覗き込む“人”・・・・・・





『・・・愁・・・?』





私が言葉を発した瞬間、愁に優しく包まれ、抱かれる


『しゅ、愁・・・/////!』


『よかった・・・!心配し過ぎて心臓止まるかと思った・・・・・・』


愁の温かな体温が伝わる・・・・・・


すごく・・・心配してくれたんだ・・・・・・


『・・・ありがと』


私はドキドキと鳴る心臓を押さえて、愁に微笑んだ











ガラッ――!


『あ、よかった!ミヤさん目覚めたんだね』