餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜



お母さんの言葉と共に紙を見ていた無情のツインズが私の所に向かって歩いて来る


『え・・・?・・・・・・どういう・・・・・・』


何が何だか分からない私はおどおどした様子でお母さんを見た








『私の血を全てミヤに与える・・・・・・これでミヤの体は血を作れるようになるの・・・・・・よって、消滅はしない』








・・・・・・・・・ッ!?


お母さんの言葉に私と愁は驚いて目を見開く




何を・・・・・・言ってるの・・・・・・?


そんな事をしたら・・・・・・!




『お母さんが死んじゃうよ!!』


血を全て私に与えたら・・・・・・その代わり・・・お母さんの命がなくなる・・・・・・


そんなの・・・ダメに決まってる!!!


『・・・いいの・・・お母さんは・・・・・・』


伏せ目がちに放たれた言葉・・・・・・


いい訳ない!!


『良くないよ!!だってお母さんが・・・!』


『いいの!!!』


私の言葉を遮り、お母さんが力強く言い放つ


日頃、大きな声を出さない筈のお母さんの言葉に、私は一瞬ビクッと肩を上げた






お・・・母さん?