『・・・ふ・・・っ・・・しゅ、う・・・・・・』
教えてよ神様・・・・・・・・・!
『無情のツインズ!待ちなさい!!』
突如聞こえた声・・・・・・
その声に無情のツインズもさすがにびっくりして動きを止める
誰・・・・・・・・・?
涙で視界が霞んで前が見えない・・・・・・
だけど・・・・・・聞き覚えがある声・・・・・・
私、知ってる・・・・・・!
『ミヤ・・・・・・』
私を呼ぶ声・・・・・・
聞き慣れた声・・・・・・・・・
『お・・・母・・・さん?』
私は溢れた涙を懸命に拭う
そこには車椅子に乗って私を優しい瞳で見つめるお母さんとそれを見守るお父さんが居た
何でお母さん達が・・・・・・
私は再び頭の上に「?」を浮かばせる
『おい!お前達!何をやっている!』
『ここは消滅するものだけが入る事が出来る空間と知っての行為か!!』
無情のツインズが抱えていた愁を床に叩き付け、お母さん達に槍を構えながら向かっていく
『お母さん危ない!!』
私が声を発した瞬間、お母さんは一枚の紙を無情のツインズへ突き付けた
ゆっくりと動きを止める無情のツインズ・・・・・・
『許可は出ています・・・・・・ミヤをこの空間から出しなさい・・・』


