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『・・・・・・ミヤっ・・・!馬鹿・・・野郎・・・!』
俺は手紙をぐちゃっと握り締めて、下唇を噛む
悔しい・・・・・・!
ミヤの気持ちも・・・変化も・・・・・・
気付いてやれなかった自分に・・・・・・・・・
腹が立つ
バンッ!!
俺は手紙を握り締めたまま勢いよく外へ出る
そして、そのまま・・・ミヤが向かったであろう消滅の門へと向かう
消滅の門へ行って、俺がミヤの消滅を止める事はまず出来ない・・・・・・
婚約出来ない人間は消滅する・・・・・・
それは吸血鬼の立場が人間より上であるこの世界のルール・・・・・・
そんな事分かってる・・・!
だけど、どうしようもないこの気持ちを止めることは出来ない
ミヤ・・・・・・大好きだ・・・!
頼む・・・・・・!消えないでくれ・・・・・・!
俺はミヤに貰ったネックレス握り締め、必死に走って消滅の門へ向かう


