餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜



いつも以上に片付いている部屋・・・・・・


段々と俺の心を不安が襲う





もしかして・・・・・・何かあったんじゃ・・・・・・?





『ミヤ!?おい!返事しろよ!ミヤ!!』


俺はミヤの部屋を飛び出して家中を駆け回る






ただ、どこかに行っているだけかもしれない・・・・・・


だけど・・・何だか凄く不安なんだ・・・・・・


ミヤが・・・居なくなる・・・・・・・・・・・・・・・













そんな事ある訳無いのに、何故か不安が俺の心の奥から競り上がってくる













『ミヤっ!!』


俺はリビングの扉を勢いよく開いた


そこにもやはりミヤは居ない・・・・・・


『・・・っ・・・どこに・・・行ったんだよっ・・・!』


俺は髪をクシャっと持ち上げて深いため息をつく


ふと、テーブルの上にある淡いピンク色の手紙・・・・・・


宛先は・・・・・・『愁へ』





俺宛て・・・・・・?






俺は手紙を手に取って中を開く


便箋の裏側にはミヤの名前が書いてあった・・・・・・






何で手紙なんか・・・・・・・・・?






俺は少し首を傾げた後、便箋の中に入った手紙を読み出した