この手を・・・明日には離さなくてはならない・・・
どんなに足掻いても・・・・・・
貧血少女は“無”に返される
これは絶対に破ってはならない、この国の・・・・・・・・・
“ルール”なんだから・・・・・・
初めて想いが繋がった私達・・・・・・
ゆっくり離れた唇に少し寂しさを感じながら私は愁を見上げた
『愁・・・・・・これからも・・・ずっと・・・・・・・・・大好きだよ・・・・・・』
私は明日・・・消滅するから・・・・・・
後悔しないように・・・私の全ての想いを伝えた
『・・・俺も好きだ・・・・・・ミヤ・・・お前しかいらない・・・・・・』
愁の言葉が私の耳に響く
ありがとう・・・愁・・・・・・私が消滅しても元気でね・・・・・・
大丈夫・・・愁にはきっと素敵な人が見つかる
私以上にいい人が・・・・・・
その後、私達はもう一度キスをして家に帰った
私の消滅は・・・明日の朝・・・・・・
消滅しても私の愁への気持ちは変わらないよ
・・・・・・・・・大好き