餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜






『・・・・・・・・・え?』


私は急いで後ろを振り返る










『んっ・・・・・・!』










柔らかくて暖かいモノが唇に触れて3秒・・・・・・


それがキスだと分かるまで、時間はかからなかった










ゆっくりと離れていく愁の顔と唇・・・・・・


私は驚きのあまり身動きがとれない






愁が・・・・・・・・・私を好き?


それで・・・キスされて・・・・・・・・・


え!?キス!!!?


私は顔を真っ赤にして、口を押さえる






『ミヤ・・・俺はずっと昔から・・・お前の事が好きだ』


真剣な顔で、私の瞳を見つめる愁・・・・・・


やばい・・・・・・嬉しくて泣きそう・・・・・・


『だから・・・お前の返事を・・・・・・』










ガバッ!!










『み、ミヤ!?』


まだ言葉を続けていた愁の言葉を遮って、私は勢いよく愁に抱き着いた


愁は驚いて目を丸くする


『どうし・・・!』


『好き!!』


『・・・・・・え?』


『愁の事が・・・好き!・・・・・・大好き!!』