餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜



耳元で囁かれた言葉に私の声は裏返る






ききききき、キスって!!






『何を言って・・・!』


『俺は本気!ほっぺでいいよ』


そう言って私が反論する前に目を閉じる愁に私はやるしかないみたいだ・・・・・・


『・・・目・・・開けちゃダメだよ・・・?//////』


私は少し背伸びして・・・・・・









ちゅ・・・









頬にキスをした


その瞬間、ギュッと強く抱きしめられる







ダメだよ・・・・・・







もっと愁の事、好きになっちゃう・・・・・・


別れが・・・辛くなる・・・・・・







『よし!満足!行くか!!』


愁の言葉と共に、私達は家を出た


繋がっている手は暖かい・・・・・・・・・


愁・・・・・・こうやって歩いてると私達・・・カップルに見えるのかな?


付き合ってる様に見えるのかな・・・?


“様に見える”じゃなくて・・・本当に付き合いたかったな・・・・・・


不釣り合いだと分かっていても・・・


やっぱり・・・・・・・・・


好きだから