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『ミヤ・・・そろそろ行く?』
『・・・ふぇ?』
料理も大体食べ終わった頃、愁が食器をキッチンに運びながら私に向かって声をかける
行くって・・・・・・どこに?
私は首を傾げて近くに来た、愁を見上げる
『忘れたのかよ、酷いなぁ〜』
愁が上を見上げて私の頭に手を乗せる
『“公園”行くんだろ?』
『あ・・・・・・!』
そうだった・・・!
“愁の誕生日パーティー開くんだぁー!”って意気込んで、公園に行く事・・・すっかり忘れてた・・・・・・
『酷いなぁ・・・ちゃんと約束したのに・・・』
『ご、ごめんね?忘れてたんじゃなくて・・・ど忘れしたんだよ!』
『どっちみち忘れてたんだろ?』
『ゔ・・・・・・!』
私は反論出来ずに顔を下に向けた
そりゃ・・・忘れてたけど・・・・・・
そんな言わなくても・・・・・・
いや・・・私が悪いか・・・
『ごめん・・・・・・』
しょげる私に愁はニカッとした笑みを見せながら・・・・・・・・・
グイッ・・・
『え・・・・・・?』
腕を引っ張られ、あっという間に私は・・・・・・・・・
愁の腕の中


