美優ちゃんはあたしの格好じーっと見て、こう言った。






「鈴音さん、何か作ってるんですか?」






「え…あ、まぁ…。」






その時のあたしは、エプロンに泡立て機を持っていた。






「……明日、彼氏が帰ってくるんよっ!」






「えっ!?
 あのっ…留学中だった…?」





「うんっ!」