「あの、ストーカーを退治して欲しいんです。」
「ストーカー?」
いきなり規模のでかい相談だ 七節でさえ少し驚いている
「名前は?」
「逸櫛です。逸櫛 穂景(いつくし ほかげ)。」
「ほう…、で逸櫛、そのストーカーとやらの説明をしてくれないか?」
初対面の人を一瞬で呼び捨てか 失礼極まりない
逸櫛…どこかで聞いたような…なんだったかな
「ストーカーは一週間前から被害にあっています。」
「…ふぅん。」
興味のなさそうな いかにもつまらない というような表情
内容が平凡過ぎたんだろうか 結構な事件だと思うのだが

