「それでは位置に着いて……よーい…スタート!」
掛け声とともに、皆一斉にスタートする。
あたしはスタートを良い感じで走りだせたから、今のところ全員の半分くらいの位置にいる。
優斗は以外にも速くて、トップを争う勢い。
ただ…この借り物は一人ではゴール出来ない。
コースの途中に課題が書かれている封筒が置いてある。
その封筒の課題をクリアしたら、ゴールにあるボタンを二人一斉に押してゴールとなる。
しかも、その課題は大抵二人じゃないと出来ないものか、一人じゃわからないものなんだとか……(真治情報。)
……つまり、優斗がどんなに速くゴールに着いても、あたしが遅かったら意味ないってこと。
そんなことを考えているうちに、段々と抜かされていく。
「ハァハァ……」
後もうちょっとで封筒が置いてある中間地点。
もう二人とも着いているチームもあるみたい……

