「葵気合いだして行こうぜッ!!」
「おぅ…」
気合いなんか出ませんよ……
…!
「ちょっと待ってて!」
「え?ちょっ…!葵?!」
あたしは涼しそうにテントでくつろいでいる人に向かって、走りだした。
「玉城先輩…!」
「なんですか?そんなに急いで…」
一か八かだけど…もし教えてくれたら………
「借り物競争って…玉城先輩が考えてるんですよね?」
「そうですよ。」
「だったら…「あ。何が課題になっているかは教えませんからね?」
ガクッ……
なぜか玉城先輩にはあたしの考えていることは、全てお見通しのようです…
これで本当に本気の本気で挑まないといけなくなっちゃった……(←実はサボる気でいた人。)
「借り物競争参加の方は、お並び下さい。」
暑い校庭に響いた玉城先輩の涼しそうな声。
それがなんだか、あたしの不安を倍増させるのだった。

