「浮気すんなよ?」
「しないよ。」
「……もし…俺以上に好きな奴が出来たら、待たなくていいから。でも……出来れば待っていて欲しい。」
琉依は淋しそうに微笑んだ。
「待ってる。」
あたしは自分に言い聞かせるように呟いた。
琉依以上に好きな人なんてきっと出来ない。
最高に格好良くて
意地悪で
優しい
あたしの
王子様だから。
「…じゃあ、行ってくる。」
きっとあの日
お母さんに反抗していたら、琉依に出会うこともなかった。
あの日
“イケメン倶楽部”に入らなければ、
琉依と話すことさえなかったと思う。
色んな出来事が幾重にも重なりあって、今がある。
だから、そんな中でこうして琉依に会えて抱きしめてもらえてる
その事だけで「幸せ」だと感じる。

