「無自覚ってのが一番面倒なんだよな…」
だから何のこと?
そろそろ教えてよー!
「…俺は心配してんだよ。」
なんで?
「あのな…最近告られただろ?」
そ、そういえば…
でもあれは、ただあたしをからかう為だと…
本気じゃないでしょ?
「マジで首輪つけて繋いでおきたい気分…」
首輪つけて繋いでおくって…
犬?
あたしは犬ですか?
ってか、そんな危ない発想しないでよ!
「とにかく付けとけ。」
「うん…」
なんだか良く分かんないけど…
付けとけばいいんでしょ?
まぁ、元から外す気なんてなかったけど…
改めて良く見ると、ただ銀色に光っているだけじゃなくて、
細かい飾りが沢山入っている。
太陽の光にかざしてみると、指輪がピンクの光を放った。
「…ありがと。」
「ん?」
「なんでもない!」
やっぱり琉依は意地悪。
でもそんな琉依に惚れたのはあたし。
だから、待ってるから。
もう決めたんだ。
もう何があっても待ってる。
例え琉依があたしのことを忘れても
琉依が迎えに来てくれるって信じる。

