「△△駅です。お降りの際は足元にお気をつけて…」
電車から降りると、辺りは田んぼや畑ばかり。
ここ…どこなんだろう…?
そんなことを疑問に思いながらも、出来るだけ遠くへと行くために歩みを進めた。
たぶん、ここは田舎。
家の灯り一つ見えない。
辺りは闇でおおわれている。
まるであたしの心みたい。
「…あ。」
波の音が聞こえる。
少し開けた場所に小さな海があった。
本当小さな海。
とても綺麗な海。
全て洗い流してくれるんじゃないかって
本気で思った。
もう冬に近いから、海には入れない。
あたしは砂浜に寝転がると、そのまま眠りについた。

