嫌な予感がする。
プルルルル──
琉依に急いで電話をかけてみる。
その間にも身体の芯から冷たくなっていく気がする。
案の定、琉依は電話に出なかった。
あたしはブレザーを羽織り直して、マンションを飛び出した。
何処にいるかなんてわからない。
でも、捜さずにはいられない。
プルルルル──
「もしもし?」
「た、玉城先輩……」
「どうしたんですか?こんな夜遅くに…」
「琉依を…琉依を知りませんか…?!」
こんな真夜中にかけて迷惑なのは知ってる。
それでも、あたし一人で捜すには範囲が広すぎる。
何か手掛かりが見つかれば…
「琉依……そういえば、〇〇駅に呼び出されてましたけど…でも、それがなんで……」
「ありがとうございました…!」
「えっ…ちょっ……」
〇〇駅ならここから電車に乗ればすぐ。
あたしは駅に向かって走った。

