イケメン倶楽部




ドンッ──!



「いったぁ……」



頭をさすりながら目を開けると、天井が頭の上に見えた。



どうやらソファーで寝てるうちに落っこちたみたい……



床に打ちつけた部分がズキズキと痛む。



でもそんなことより…



「…あれ……?」



部屋の中はあたしが帰って来たまま



電気さえついていない。



手探りでどうにか立ち上がって、電気をつけた。



急いで時計を見ると、短針が日付の変わり目に差し掛かろうとしていた。



おかしい…



今までだって遅くなったことはあったけど、



ここまで遅くなったことはない。



…そうだ!



携帯を手にとって、画面を見た。



“新着メール一件”



良かった…



きっと琉依だ。



────────────



友達と一緒だから少し遅くなる。



でも夕飯には帰るから。



今日はハンバーグがいいな。



────────────



いつもだったら、急いで挽肉を買いに行くところ。



でも…



夕飯には帰るって…



もう真夜中だよ?



なんで帰ってこないの…?