「葵。彼氏って……どういうこと?説明しなさい!!」
こうなるに決まってるじゃん…
こんな状況で先輩のことなんか紹介出来ないよ……
「か、彼氏…?気のせいじゃない?ねぇ、舞由華?」
「え?だって琉依さんが……」
「琉依さん…?」
急いで舞由華の口を押さえたけど、もう既に手遅れ。
紗菜はこれ以上ないってぐらいに怖い顔をしている。
「あぁ〜…もう行かなくちゃ!!」
急いで立ち上がって、時計を見た。
まだ予定の時間よりも30分くらい早いけど、
そんなのこの際は、気にしていられない。
とにかく直ぐにでも、この場から立ち去らなきゃ…
どんな紗菜の質問攻めにあうか……
想像しただけで身震いがする。
「い、行くから…じゃあね…!!」
「あっ、ちょっと…葵…?!」
後ろから聞こえてくる声は無視。
急いで先輩の家を飛び出した。

