「いってらっしゃい♪」
なんかこうして先輩を送り出していると、
新婚気分みたい。
なんてね♪
今日はやたらと気分が良い。
久しぶりに学校へ行けるからかもしれない。
「フフン♪」
鼻歌なんか歌いながら、準備を始めた。
行くまでは、まだ一時間以上も時間がある。
全身鏡の前で昨日先輩に買ってもらった服を合わせてみる。
やっぱりちょっと短かったかな?
でも、せっかく先輩が選んでくれたんだし…
ちょっとぐらい良いよね?
「…わぁ……」
「へ?」
今…
後ろから声がしたような……
覚悟して後ろを振り返っても、誰もいない。
気のせい……かな?
「お姉ちゃん。何ぼーっとしてるの?」
「お、お姉ちゃんっ…?!」
鏡に向き直ると、あたしの肩ぐらいの高さの男の子が立っていた。

