「んな心配しなくても平気だろ。」
そう…だよね?
先輩のお父さんが去る瞬間、凄い険しい顔をしていた気がしたんだけど…
気のせいかな?
「葵様、琉依様。お食事の準備が出来ました。」
まぁ、後で分かることだし。
気にしない
気にしない
「先輩、美味しいですね!」
「そう?普通だろ。」
普通じゃないから…
普通のスパゲッティにキャビアはのってないし!
どんだけ高級なのよ…
あたし、こんな高級なの無料で食べさせてもらって良いのかな?
「あ、あの…なんかタダで食べさせてもらっちゃってすいません……」
「いいのよ。琉依が女の子を連れて来るなんて初めてですもの。」
先輩のお母さんはそう言って、微笑んだ。
笑うと、口元が先輩に似ている。
きっとあたしのお母さんと同い年ぐらいなはずなのに、そうとは思えないぐらい魅力的。

