イケメン倶楽部




「わぁ…」



胸の辺りまである茶色の髪は綺麗に巻いてある。



やっぱり、エクステなだけあって触るとサラサラ。



指の間をスルスルと流れる。




「とってもお似合いです。」
「あ、ありがとうございます…」



見慣れない髪に違和感を覚えつつも、



誉められるとやっぱり、自然に笑みが零れる。



「先輩」



美容院の外で待っていてくれた先輩を呼ぶ。



なんか文句言ってたけど、結局は外でちゃんと待ってるし…



つくづく思うけど…変な人だよね。
先輩って…



「どうですか?」



ウキウキした気分で、尋ねた。



でも、先輩の口は開かない。



どうしよう…



やっぱり似合わなかったのかな…?



茶色の髪は嫌いとか…?



そんなマイナスの考えばかり浮かんでくる。