急いで追いかけて、外へと出ると
先輩は指の先で鍵を回している。
ちらっとこちらを見て、あたしが来たのを確認すると、
寄りかかっていた黒い車の扉を開けた。
その格好も様になっていて、カッコいい。
「乗れよ。」
え…?
勝手に乗っちゃだめだよね?
この車高そうだし…
と言っても…
この足じゃ、そんなに遠くまで歩いていけない。
先輩の家は高級住宅街の中にあるから、近くに買い物が出来るような場所はない。
つまり…
「お、お邪魔します…」
「ハハッなんだそれ。」
だって…
人の家に入る時はこう言うでしょ?
車だって同じかなって…
「どこ行くんだよ。」
「ここら辺で買い物出来るような所…」
「了解。」

