「先輩!今から買い物行っていいですか?」
「は?今から?」
先輩が驚くのもわかる。
だって今は、もう外が薄暗くなってきているから。
普通なら、出かけない。
でも…
「どうしても行きたいんです。」
せっかく行くんだから、オシャレして行きたい。
それが“恋する乙女”って奴でしょ?
「別に服なら家にも…」
「そうじゃなくて…」
そっと鏡に目をうつす。
ノーメイクの顔。
伸び始めたとは言っても、まだまだ短い髪。
ってか、枝毛多いなぁ…
いくら服だけ着飾っても、着ている人がこんなじゃ意味がない。
「十分可愛いと思うけど?」
「だ、ダメなんです…!」
そりゃ、オシャレしても限度はあるけどさ…
それでもしないよりはましなはず。

