「とにかく、皆で捜しましょう。何か情報が見つかったら、僕に連絡してください。」
「「「「わかりました…!」」」」
「僕も捜してきます。琉依は寝ていてください。」
「俺も…!」
“俺も捜す”
そう言い掛けたけど、やめた。
翼の瞳に一粒の涙が見えたから…。
俺は何も言えなくなってしまった。
「わかった。葵が帰ってくるかもしれないし、待ってるよ。」
「そうしてくれると有難いです。」
「玉城先輩…!僕も残ります。琉依先輩の体調が変わっちゃうかもしれないし……頭を打っていたら危ないですから…」
「では、そうしてください。」
そう言って、最後まで残っていた翼もいなくなった。
部屋の中には、俺と愁。
「…何企んでるんだ?」

