琉依said── 「……先輩、もう大丈夫です。俺…こんなの気にしませんから!」 俺の腕の中で泣きながらそう言った葵に 俺は何もしてやれなかった… 無理して笑っていることも この学園から去ろうとしていることも わかっていた。 わかっていたはずなのに…… もう絶対に離さないって決めたはずなのに… なんで俺はあの小さな手を離してしまったんだろう……?