「…せ、先輩…!……へ…?」
さっきまで先輩に腕を捕まれて、歩いていたのに
今は先輩の腕の中にいる。
「無理して自分の中にため込むつもり?」
「え…」
「俺は頼れない?」
「そ、そんなこと…」
「じゃあ、その封筒見せろよ。」
先輩の少し冷たい声が頭の上から聞こえてくる。
あたしは……
先輩に頼りたくないわけじゃない。
ただわかったんだ…
自分の本当の気持ちが……
「先輩……離れたくない…です…」
「あたしは…先輩とずっと一緒にいたい……」
「いたいじゃなくて、いてやるよ。」
その言葉が聞きたかったのかもしれない…
すっと、胸の中にあったわだかまりがなくなった気がした。
「何があっても離さねえから。だから…
俺の女になれよ…」

