「ありがとうございました♪」
両手には布の入った紙袋。
クラスメイト全員の分の衣装のための布が入っているから、はっきり言って…
結構重い。
「はい。」
「えっ…?」
琉依先輩が手を差し出している。
な、なんですか…?
「持ってやるよ。」
「え…い、いいですよ…!!」
重いし…
いや、あたしが持ってても重いんだけどね……
「女にこういうのは持たせられないって言ってんだろ?」
「でも…」
「いいから、黙って俺に任せればいいんだって。」
そうですか…?
じゃあ…
「お願いします…」
「おぅ。任せとけ。」
先輩は両手の荷物をどっちも持ってくれた。
こういうところは優しいなぁって思う。
でも……
他の仔にも同じようにしてるって考えると…
何故か胸が痛くなる。

