「出し物は何やるの?」
「あ、え…ホストカフェだけど……」
「ホスト?じゃあ……こんなのはどうかな?葵君なら似合うと思うんだけど…」
舞由華の手にもたれてるのは、ツルツルとした生地。
手に持ってみると少し重い。
確かにホストっぽい衣装には向いてるかもだけど…
「扱いづらくない…?」
「ちょっとだけ…でも、葵君なら大丈夫だよ!」
まぁ、舞由華がそう言うなら……
大丈夫…かな?
それに、この生地以外にはこれと言って良いのもないし…
「これにするよ。」
「お買い上げありがとうございます♪どのくらいの大きさでカットすれば良いかな?」
「あ、えっと……」
そんな時…
先輩が一人後ろで渋い顔をして立っていたのに、あたしは気が付かなかった。

