「葵〜お前、飯食ったの?」
「え?食べてないですけど…」
働きまわってて食べる暇なんかなかったし
部屋に戻ったら、すぐに先輩が来ちゃったし…
「俺がなんか作ってやるよ。何がいい?」
へ…?
先輩…料理できるんですか…?!
「なんだよ…その“料理できるの?!”的な目は…」
「だって……」
「あぁ!もういいから、早く食べたいもの言え…!!」
食べたいもの…
食べたいもの……
「…おにぎり。」
「は?おにぎり?」
こくりと頷く。
だってさ、スパゲッティもピザも食べたし…
なんか胃もたれしてるっていうか…
和食が懐かしい…
「それじゃ、誰でも作れんだろ…」
「じゃあ、味噌汁…」
「却下。」
えぇ?!
なんで?
「味噌がない。…もう、おにぎり作るから、座ってろ。」
「あ、はい。」

