「…ん?」 気が付くと葵がこちらを向いている。 隠れなきゃいけない… そう思っているのに体が動かない。 葵が後30ほど動いたら、きっと俺が見えてしまう。 もしバレたら……… 俺はどうやって葵に接したらいいのかわからない… (お願いだから気付かないでくれ……) そう願わずにはいられなかった。 「ニャー」 え? 猫……だよな…? うん…ナイス猫!! 俺はこのナイスタイミングで鳴いてくれた三毛猫に感謝しつつも、歩きだした葵を後ろから眺めていた。