「まぁ、いいや。今日は葵が元気かどうか見にきただけだし…また来るね♪」
「あはは…(笑)」
来なくていいですよ。
紗菜が来るとあたしの心臓に悪いし…
「じゃぁね!」と手を振りながら帰って行った紗菜を見送って、愁達の部屋へと戻るために振り返った。
ん…?
今、何か物音がした気が………
「ニャー」
なんだ…猫か……
この時のあたしは、少し警戒心が足らなかったのかもしれない。
いつだってこうなる可能性があるのはわかってたはずなのに………毎日が楽しくて…
だから忘れてたんだ。
楽しすぎて………
いつだって幸せが崩れ去る準備はできてたってこと……

