「葵〜これどういうこと?!」
「それが…俺にもいまいち理解出来てないんだよね……」
逆にこっちが教えてもらいたいぐらいだし。
大体、愁はどっからどう見ても可愛い男の子でしょ?
あの文の表現を借りるなら、いわゆる“天使”
悪魔じゃない。
「ほら、行くぞ。」
そんなあたしと愁の気持ちなんか知っているのか、知らないのか、またあたしの腕を掴んで走りだした優斗。
さっきの走りで疲れているあたしは当然スピードも落ちている。
それでも、まだ引っ張られているせいか、普通よりも速く走れてる気がする。
結局、ゴールしたのはビリから6番目。
決して好成績とは言えないタイムだった。
でも、

