「ハァハァ…」 優斗がやっと足を止めた頃には、もうヘトヘト 第一、50メートル9秒台前半のあたしが男子の全速力に着いて行ったこと自体、誉めてほしいくらいだよ… 半分は引っ張られてたケド……(汗) 「ハァ…で、誰なんだよ……ハァ…アイツって?」 「アイツはアイツだろ?…ほら。」 え? 優斗が指差した先にいたのは、 「…愁?」 「つべこべ言わずに連れてくぞ。」 「え?あ…ちょっと!」 優斗は愁の下へと向かうと、そのまま腕を引いてこっちに来た。 愁は驚いた表情であたしを見ている。