「小豆、また明日ね!」 夕日の中に包まれながら歩く柿子を笑顔で見送る 人混みに紛れ見えなくなった後わたしは暫く動けなかった。 「四季に、彼女」 ぽつりと呟いて 気が滅入る 混乱で頭がボーッとしてしまう 帰らなきゃ きっと、寝たら変な感情なくなる そう思い 体を動かし前足を浮かせた