「そっか、じゃあまた明日な」 美山君はあたしの頭に優しく手を置いて帰って行った あたしは後ろ姿をずっと見つめていた 家に着くとお母さんは安心した顔をした “やっぱり心配させちゃったかぁ” あたしはお母さんに謝り 部屋へ行ってベッドに倒れ込んだ 「全部、今日のことなんだよね...」 あたしは呟いた 美山君の笑顔が頭から離れず、なかなか寝付けなかった それにあの笑顔見ると不思議な気持ちになる