一途な恋


「龍君、またいつでもいらっしゃいね!!」

「はい、ありがとうございます!!」

そう言ってあたし達は家を出た


あの場所まで向かう途中、あたし達は手を繋ぎながら、さっきの話をしていた


「理穂のお母さん、優しそうな人で安心したよ」

「龍、すごく緊張してたね!!
なんか初めて見た」

あたしは笑いながら言った


「そりゃ緊張するだろ。一応彼女の親に挨拶するんだから。でもなんか結婚の挨拶みたいだったな」