お父さんとお母さんにそんなことがあったなんて… 「理穂、お互いに信じることが大事なのよ」 あたしはお母さんの言葉が胸に染み込んだ あたしは涙を流し、お母さんに「うん」と頷いた 絶対何があっても龍を信じる決意した ――夏休みも今日で最後 明日から学校も始まり龍とも合う あの事を聞いた日から今日までの短期間は、あたしにとって心の整理期間だった あたしは明日からすっきりした気持ちで会えると思った