部活中 顧問である小林先生に呼ばれた。 ――美菜が事故にあった容態はまだ分からない―― とのこと。 どうせちょっと怪我しただけだろ。 なんて笑い飛ばしたいけれど なんとなく嫌な予感がした。 「練習はいいから急いで行ってやれ」 と言われて学校の自転車を貸してくれた。 小林先生は生徒のことをよく分かってくれる先生でよかった。 俺は礼をいい急いで病院に向かった。 頭でうごめく 不吉な予感が外れることを祈りながら。