え? つかまれた部分があつい。 「で?もう大丈夫なの?」 「だ・・いじょぅぶ・・・です」 消え入りそうな声しか出なかった。 あつい。 体中に、熱が走る。 「そっか。ならいい」 そう言っているのに、なかなか腕を離してくれない。 背中にうっすらと汗をかいた。 あつい、離して。 ドキドキして、心臓バクハツしそう・・・っ。