その日、家に帰ってからも柊サンの事が頭から離れなかった。



普段の姿からは想像つかないような、優しい顔。

頭を撫でてくれた、大きな手。



思い出すだけで、胸がドキドキする...。



きっと仕事の時と違う柊サンのギャップに、驚いただけ。






私はこの気持ちの変化に、気付きながらも見て見ぬフリをした。