──…さかのぼること数分前。
私は気分が悪く、
てか機嫌が悪く?
保健室に行くといいながらなぜか屋上にきた。
それが…!!
それが、間違ってた…っ!!
んまぁ、サボってる時点で間違ってるんだけどー。
ガチャッ
重いドアを開けて屋上にでた。
「気持ちー!!」
ここに来るまでに機嫌は直っちゃいました。
貸し切り状態の屋上は、なんか、殺風景だった。
「私、1人か…。」
ま、そうだよねー。授業中だもん
そう呟いてあたりを見回した。
「ん?なんだあれ。」
日陰になっている所に何か固まりが……?
私は気になっておそるおそる近づいた。
「あ……。」
人、だ。しかも男子。
寝てる…?
もう少し近づいて、横からその人の顔を覗きこんだ。