また、火照りはじめた自分の顔を手で隠しておいた。


さっきのようにバレないために。

さっきは危なかった。




だって!!!

望月の不思議そうにしてる顔、
やばいんだよ?!


あれは、男子も惚れる!!



ひなちゃん並、いや!倍くらいの衝撃だよ?!


イケメン嫌いの人も赤面しちゃうからね?!!



しかも、熱あるのって聞くとき



…近いんですけど。




てか、あの人絶対自覚ないよね。

心臓に悪すぎ……。



私、元々、あんまり免疫ないし。


そこら辺にいるかっこつけてる人と比べもんになんないよな〜。

きっと。



『クール王子』
って呼ばれるのは分かる。



多分、望月は飾ってないから。
むしろ、王子でいること嫌そう?だよねぇ。


だから、
私初めて会ったとき気付かなかったんだよ!!


うん!絶対そうだ!!


って、私言い訳?!(汗)



「おい。由輝、指差してんな。」


望月の声が聞こえて、意識を男子に向けた。



…ゆき…?

って言うのか、この人。


なんか…


「女みたいな名前って言う。」

「女じゃねぇよ!!!」

「まだ、言ってない。」


いや、望月くん言ってるよ。

私も思ったけど。


てか、男子の意識が戻った!!


「あ!もっちー「うるさい。」

「え?もっ「うるさい。」

「も「黙れ。」



…、
いやいやいや?!


望月くん、男子しゃべれてない!!

言うの早いな!!



うわ、めちゃくちゃ嫌そうな顔…


「わかった!!わかったから!!
 み・や・び!!
 これでいいんでしょ?!」


「うるさい。」

「何怒ってんの?!」


あー、もっちーが嫌だったと。


もっちー…(笑)



今度、呼んであーげよ♪