バァアーーンッ!!


「もっちーーっ!!!俺だよー!!」



突然、ドアを開けるものすごーく
でかい音とともにでかい声が聞こえた。


男子と思われる声。



「…うわ、うるさっ…。」

頭の上で、そんな王子…望月の声が聞こえた。



ん?

てか、『もっちー』って…


王子?!

あ…、望月?!


えーっ!!
めっちゃウケるよーっ(笑)!!



「…も、も、もっちー…。」


いつまに近くに来たのか、でかい声をだした男子が私たちを指差してあわあわしていた。



…?


………!!!

てか、わたしまだ望月に抱き締められたまんまだし!!

や、やばぁあーっ?!!



男子はもっちーと呼んだまま、固まってしまた。



私も、さっきのその男子と同様にあわあわしだした。



え、え、え?!


ど、どーしよぉおーっ!!(汗)



何もできずとりあえず望月を見ると呆れたように私を見ていた。



って、私見られてたの?!



私から、視線を外して嫌そうに、固まってる男子を見た。



私も、そちらに目線を向けた。



んー…、


私、知らないなぁ。

この人。



興味ないことには、本当に知識がない私。



だって、男子とかクラスメートの人だけ覚えればよくない?




…つかさ。


この人はっ!!

望月はっ!!



いつまで、私を抱き締めているんでしょうかぁあ?!



まったく、やだってなんだ。

やだって!!



こんな、キレイな顔。

心臓に悪いっての!!!