「綾香」と私の呼ぶ声が背中に聞こえたけど、 振りむかずに、雪乃の家を後にした。 雪乃も頑張ってる。 私とは違うやり方かもしれないけど。 だから、私も今まで逃げてきた分頑張らなきゃ。 ついさっきまで暖かさを捧げていた太陽が地へ帰っていく姿を見ながら、そう誓った。