ふと、視線を足元から空へ移したとき。 視線の中に、いつも頭を占拠する彼が突然入ってきた。 ・・あらがきせんぱい。 思わず立ち上がる。 立ち上がったとしても、川を挟んで向かい側の道を歩いてるから気づくはずはないけど。 その横には、見知らぬ女のひと。とワンコ。 彼女、いたんだ。 そうだよね、あたりまえ・・だよね。