やっとのことで学校に着き、教室の自分の席に着いた。
窓から数えて2列目の、前から5番目の位置。
くじ引きで決まった席。
……ふと見れば。
左隣の席の沢原くん。
朝なのに、お弁当広げだしていた。
ランチタイムは5時間も後よ、と私は心の中で呟く。
私が何か声をかけようとすると、すぐに彼の周りには人が集まってきた。
「なんだよ、またかよ、陵。早弁にしても、早すぎるぜ」
「朝から教室ん中、弁当の匂い充満してるし」
すると沢原くんは、口をもぐもぐさせながら答えた。
「これは俺の朝ごはんだ」
そういう彼の口元には、ごはんつぶ。……可愛らしい。
ちゃんとした、彩りの綺麗なお弁当だ。
赤い野菜、緑の野菜、そしてハンバーグ。
お母さんの手作りかな?
窓から数えて2列目の、前から5番目の位置。
くじ引きで決まった席。
……ふと見れば。
左隣の席の沢原くん。
朝なのに、お弁当広げだしていた。
ランチタイムは5時間も後よ、と私は心の中で呟く。
私が何か声をかけようとすると、すぐに彼の周りには人が集まってきた。
「なんだよ、またかよ、陵。早弁にしても、早すぎるぜ」
「朝から教室ん中、弁当の匂い充満してるし」
すると沢原くんは、口をもぐもぐさせながら答えた。
「これは俺の朝ごはんだ」
そういう彼の口元には、ごはんつぶ。……可愛らしい。
ちゃんとした、彩りの綺麗なお弁当だ。
赤い野菜、緑の野菜、そしてハンバーグ。
お母さんの手作りかな?