リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『純愛』・4

「…でも何でアタシが女神なのよ? まあ天使ってガラじゃないけどさ」

「オレにとって、キミはめがみ!」

「はい?」

「だから、オレのそばに、ずっといて」

そう言ってぎゅうっと抱き着いてきた。

「あっあの、展開がよく分からないんだけど…」

「ふあんになんか、させない。オレは、ずっと、キミといっしょ」

「あっ…!」

…バレてたんだ。不安を感じていたこと。

「だれが、なんていおうと、オレはキミといっしょ。ぜったい、いっしょ!」

バカ力でぎゅうぎゅうと抱き締められる。

「ちょっ、苦しいわよ」

でも嬉しい!

改めて女神像を見る。

コイツの目には、こんな風にアタシが映っていたんだ。

「いっしょ?」

不安そうにアタシの目を覗き込んでくるものだから、アタシはキスをした。

「もちろんよ! アンタの面倒なんて、アタシしか見られないんだから!」

「うん! いっしょ! オレのおよめさん!」

…って、アレ?

今言われたことって、もしかして…。