康ちゃんにしか抱きしめらたことがない だから康ちゃんの温もりしか知らなかった ドキン。ドキン。 康ちゃん……私どうしたらいいの? 「妃芽は俺が嫌い?」 「え?嫌いじゃないよ」 うん。嫌いじゃない 意地悪だけど嫌いじゃないよ? 「ふーん…じゃあ、好きか?」 「ほぇ!???」 「クス…変な顔」 桐河君はそう言って私を離してくれた